結論から言いますと、「営業マンに叩き込む引越し料金のマニュアル」とは、
「経営者自身が引越し業界特有の市場性を把握し、その把握の能力が無い部下でもその通りにやれば、結果として会社に利益をもたらすことが出来るようにするモノ」
といったところです。
引越し業者も、会社が成長するにつれて当然規模も大きくなります。
立ち上げ当初は少人数で、経営者のカリスマと手腕のみで指示がいきわたりますが、ある程度の規模になってくるとそうはいきません。
うわさが、人づてに伝わっていく過程で事実が歪んでいく事と同じで、完璧な会社の方針とそれを促す部下への指示も、歪んで解釈され思うように行かないのが常です。
そこで引越し業界 すなわち引越し業者が属する市場性をつかんだ上で、薄い理解力の部下達にも広く簡単に参照できるマニュアル、料金表なるものが必要になってくるのです。
そういう意味で、マニュアルなどは業界問わず存在するはずです。
ということは、ここで考えるべきはその前半部分の 「引越し業界 すなわち引越し業者が属する市場性をつかんだ上で」の部分であることはもうお分かりですね。
では、そもそも「引越し業界 すなわち引越し業者が属する市場性」とは何なのでしょうか?
次に「運送業・宅配業・引越し業」と題してお話しますね。 |