まずは、皆さんが引越しをする理由とは何でしょうか?
- 一人暮らしをはじめるなど、親元を離れる
- 結婚する(悲劇の始まりかも・・)
- 悲しいけど離婚する (それって自由になれるって事です)
- 転勤する
- マンションを購入した
- 戸建を新築した
- ストーカー/借金取りから逃れる
こんなもんじゃないです。もっといっぱい理由があります。詳しくは「引越しをする人の理由」で書いていますので参考にしてください。
私は運送業界と引越し業界に何年か居ましたが、引越しを通して見た様々な体験で、漫画か小説の原作が出来ると思っています。
いずれエピソード集のような感じで公開しますね(笑)。
冗談はさておき、ここで強調したいのは、上記のようなある意味人生の分岐点に立たされた方々の、しかもまさにそのタイミングに、旧居・新居にズカズカと上がりこんで大事なご家財を触りまくるという点です。
今の引越し会社のCMや広告のキャッチコピーをご覧になれば分かります。
「安心の女性スタッフ・・・」とか「親切・丁寧に・・・」などサービス業的な引越しを前面にアピールしています。
そんなことがアピールになる? 裏を返せば・・・はっきり言います、「引越し業は所詮サービス業では無いから・・」と。
それなのに、引越しする人は丁寧な引越し業者が、自身の状況に合わせて親切に安全に、しかも迅速に確実に家財を移動してくれることを望みます。
それも事実なのです。
引越し業者に勤める人々にも書いていますが、引越し業者の門をたたく就職・転職者の即戦力で、勿論その望みに答えることは不可能です。
かといって、決まったルート配送をしている作業員や長距離トラックの運転手にも荷が重いのです。
つまり、サービス業的な感覚と、毎回違う客の状況に臨機応変に対応できるノウハウが必要で、それが出来ないとクレーム・トラブルを引き起こし、効率が悪く、破損に追われて会社の経費を浪費し、結果として利益が残らないという結末を迎えます
実際に引越し・運送業界は倒産する会社も多く、総合運送業者であれば引越し部門を閉鎖したり、切り離すことが多いのです。
つまり、引越しをする人の状況、引越し業者のお客様となりうる方々の様々な状況を考えた最適化を目指すとするならば、作業員には引越し以外は決してさせてはならないということです。
そして、時間を掛けて引越しに特化した作業と接客のプロを育てる必要があるのです。
特に皆さんの中で、今回のお引越しがお家を新築されたとかで、家具も高級なものがあり、小さな赤ん坊まで抱えているような状況なのにも関わらず、親戚などに手伝ってもらえない状況なのであれば、そしてそして、しかも安価に引越しを行いたいのであれば、引越し業者の選別に関して、上記のような最適化がより成されているところを選択する必要があるということです。
次に「引越しする人は何処に多くいるか?」のお話です。 |