私の性格でしょうか?
世間で言う「すきま」を発見し、それまでの自分達の技術や労働力をほぼそのまま使い、あたかも新しい市場や技術であるかのように見せる人や企業を尊敬してしまいます。
例を挙げれば切がありませんが、引越しの話題に近いところで挙げるとすれば、一昔前にクロネコヤマトさんが個人宅向けの宅配を専門にされたのが最高の例だと思います。
いまでこそ当たり前、誰もが知っているサービスで、クロネコさん以外の企業も扱っていますが、一体何がすごいのか?
特に運送業界と引越し業界の区別がつかない様な一般の方にとってはピンと来ないかも分かりませんね。
何がすごいのか?
それまでのトラックと作業スタッフはそのまま使い、業務フローの部分のみを若干変更するだけで、誰もが無理と思っていた物を商売にしてしまったのです。
つまり、ほとんど業務形態変更のコストや負担が掛からずに、アイデアの変更だけで、まるで先発企業のように利益を得ることが出来るのです。 ライバルがいないわけですから当然です
当時の運送業界の常識では、個人宅から荷物を預かって、個人宅に荷物を届ける手間やコストと、その個人のお客様から回収できる料金を考えて、とても割に合わないとするのが常識だったそうです。
今や、郵便局の存在を脅かす勢いで、そうなったら多くの企業が真似をしだしますが、そうなってから追随しようとする企業などは、クロネコさんが当時、皆に馬鹿にされながらもスタートした本質を分かっていない内は成功するはずが無いのです。
ということで、その「本質」にあたる部分が何で有るかが重要なのです。 少し長くなりそうなので、「運送業・宅配業・引越業2」で続けます。 |